今は遠き明治の世、“真剣師”と呼ばれる将棋に命を賭ける男たちがいた――。小柄な体格のため、相撲部屋の弟子入りを断わられた駒田香介(こまだ・きょうすけ)。しかし、彼には誰にも負けたことのない将棋の腕があった! 東京に敵はいないと天狗になっていた香介は、十二世名人・小野五平の弟子、綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)との対局で初めての敗北を喫する。その後も真剣師・能面の政(まさ)、文士・幸田露伴(こうだ・ろはん)らとの対局で敗北を重ね、プライドはズタズタにされる。そんな香介を世話したのは早指しのお龍(りゅう)とよばれる女真剣師だった……。流星のように駆け抜けた“ヤンケの香介”の物語が、今、始まる! ※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス全4巻を各巻二分冊し、全8巻で販売しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介 (5)【電子書籍】[ 村祭まこと ]
330 円 (税込) 送料込
<p>立ち寄った新潟で、香介は落ちぶれたかつてのライバル・綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)に出会う。彼を完膚無きままに打ちのめしたのは、越後の虎・田中角行(たなか・かくぎょう)。剛腕な将棋を指す田中角行に敗北を喫した香介は、多額の借金を背負うハメにな..
開化将棋異聞 ヤンケの香介 (4)【電子書籍】[ 村祭まこと ]
330 円 (税込) 送料込
<p>大道棋士と名人棋士との団体公開対局での敗北で、またも自信を失った香介は、三遊亭朝太(さんゆうてい・ちょうた)と、橘屋圓喬(たちばなや・えんきょう)に出会う。落語の、“高座と客席が心と心で会話をする精神”に触れ、自分自身の押し出すばかりの将棋を見つめな..
開化将棋異聞 ヤンケの香介 (2)【電子書籍】[ 村祭まこと ]
330 円 (税込) 送料込
<p>女真剣師・お龍(りゅう)との修行で、将棋指しとして人間として一回り大きくなった香介。綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)、松平慎之介(まつだいら・しんのすけ)らライバルと再戦し、雪辱を果たしたもののなぜか心は晴れない。そんな折、“浅草の仙人”と呼ばれ..
開化将棋異聞 ヤンケの香介 (8)【電子書籍】[ 村祭まこと ]
330 円 (税込) 送料込
<p>安房、高知と遍歴を重ねる香介は、各地の真剣師を打ち負かす若き真剣師宗玉(そうぎょく)の噂を聞く。宗玉を追い、火の国熊本に赴いた香介は、そこで宗玉=宿敵・陸奥宗銀(むつ・そうぎん)と知る。変貌するほどの苛烈な修行をしてきた宗銀と相対し、日本中を旅し、..
開化将棋異聞 ヤンケの香介 (3)【電子書籍】[ 村祭まこと ]
330 円 (税込) 送料込
<p>名古屋での、王将・阪田三吉(さかた・さんきち)との出会いは、また一回り香介を大きくした。京都では名誉名人・小菅剣之介(こすげ・けんのすけ)と、初恋の人によく似た舞妓の雛菊(ひなぎく)に出会う。2人は心を通い合わせ、将棋と同じくらい愛するものを見つけた..